オレンジ色のソファーと、その背後に飾られた19世紀末の画家クリムトの絵のパネルが印象的なW邸。2DKに仕切られていた空間を、開放感を求めてワンルームへとリフォームしました。
遮る壁がなくなり、窓からの光も室内の奥まで回るようになったW邸。 将来、模様替えをしたくなったときも、自由に想像力をふくらませて住みやすくアレンジできるよう、キッチン以外は場所を規定しすぎないプランに配慮しています。廊下横はベッドも置けるスペースで、窓側に向かって開放。隣の住戸との間の壁側と奥の2ヵ所にクローゼットを設けました。収納はこのほかに、現状のリビングとキッチン側にそれぞれ吊り棚を造作。その棚に取り付けたデコラ風の木目の扉が、60年代アメリカのポップデザインを彷彿させる引き出し家具にもマッチ。さらに、キッチン横に設置した小さな折りたたみテーブルは、Wさん愛用のアンティークのダイニングテーブルに、雰囲気や色も合わせて製作されています。気に入って買った家具を、長年大切に使い続けているWさん。意識するともなく、自然と好んで選んできたテイスト感やイメージが、新しい室内にもにじむように現れていきました。